「津軽鉄道ストーブ列車について知りたい!」
「青森の冬の観光を知りたい!」という方必見!
こんにちは!
スイスのホテルスクールを卒業し、京都(Four Seasons Kyoto)・広島(Azumi Setoda)のラグジュアリーホテルで修業し、2024年に青森にホテルを作る事を目標に、2022年9月に青森にUターンしました。
Aomori &Youでは、将来の私たちのホテルに泊まっていただくゲストへ紹介したい青森の人のインタビュー、そしてゲストへおすすめしたい青森の魅力を発信しています。
Aomori & Youを通して、いつか青森に行ってみたい!改めて、地元・青森の魅力を知れた!と思ってもらえたらと思っています。
津軽の冬の風物詩と言えば、地吹雪が吹き荒れる津軽平野をあったかいダルマストーブの近くで楽しめる、津軽鉄道のストーブ列車。今回は、「テレビでだば、見だことあるばって、行ったことねーなあ。(訳:テレビでだとも見たことあるけど、行ったことない。)」というおばあちゃんと孫の青森ストーブ列車の冬旅をご紹介します。
津軽鉄道ストーブ列車の乗り方:出発駅はどこ?
ストーブ列車の出発地は、これまた昭和のレトロな雰囲気が漂う小さな駅、津軽五所川原駅から。
津軽五所川原駅がある五所川原は、青森県の西側で、青森3大ねぶたの五所川原立佞武多(青森サイズのビルと同じ高さの山車)がある場所。そして、ショッピングモールELMもあります。
津軽鉄道は、津軽五所川原駅~津軽中里駅の間の約20kmを運行しているローカル線で、ストーブ列車は1936年に始まりました。現在は例年12月1日~3月31日の冬期間に、一日3往復のみ運行しているそうです。
時刻表は公式HPからチェック!https://tsutetsu.com/jikokuhyou.html
津軽五所川原駅 ストーブ列車の乗り方:切符の買い方、運賃
ストーブ列車は、事前予約などができないため、駅で切符を買う必要があります。
切符は、津軽五所川原駅内にある切符売り場で買うことができます。Suicaなどといったテクノロジーはございませんし、クレジットカードも利用できませんので、現金をお持ちください。(笑)
運賃は、津軽五所川原駅から太宰治生誕の地、金木駅までは、560円です。終点の津軽中里駅まで行くと、870円です。ストーブ列車の乗車には、乗車券+ストーブ列車券500円がかかるので、金木駅まで1060円、津軽中里駅までで1370円です。
ストーブ列車の乗り方:発車まで
切符を買ったら、昭和感漂う待合室で、アナウンスがあるまで待ちます。ちょっとした売店が待合室にあります。自動改札などもありませんので、アナウンスがあったら列車の出発ホームへ向かいます。
ホームでは、もう乗る前からすでに情緒が溢れ出しているストーブ列車が待ってくれています。現在運行されているストーブ列車は4代目の客車なんだとか。前と後ろ側、どちらからも乗ることができます。
乗車券は、車掌さんがハサミを入れて乗車の確認をしに来てくれます。これがまたタイムスリップした感覚があっていいんですよねえ。
車内は、木製の椅子や窓枠がジブリ感というか異国感があり、乗るだけでワクワクします。1車両に2か所ダルマストーブがありますが、ストーブの近くの席は、人気席などのですぐ席が埋まります。ストーブの近くに座りたい場合は、早めにホームで待っているのをおすすめします!
ストーブ列車が発車したら車内販売を楽しむ!スルメの値段は?
いざ出発!ゆっくり、雪の中をストーブ列車が動き始めます。車掌さんが時々、ストーブの燃料の石炭を入れに来てくれます。初めて見る石炭に大興奮!千と千尋の神隠しで、釜じいのススたちが石炭を運んでいたの思い出します。(笑)
ストーブ列車の醍醐味が、車内販売!ワゴンでスルメ、りんごジュース、日本酒、お菓子などを販売してます!
絶対買うべきなのが、スルメ!値段は500円でした! もう一つのおすすめは、日本酒!限定の「ストーブ酒」は350円でした!買ったスルメを、スタッフさんがダルマストーブの上で一つ一つ丁寧に焼いてくれます。焼きあがったスルメを割くところまでなんとやってくれます。
窓から見える雪景色と焼きたてのスルメは最高コンビネーションです。おばあちゃんも「めぇなあ (訳:おいしいなあ)」と言いながらスルメを食べていました。
ストーブ列車の乗り方:観光ガイド
ストーブ列車には、津軽半島観光のガイドさんが乗車していています。ストーブ列車や周辺の紹介を津軽弁で案内をしてくれます。
途中に嘉瀬駅という駅があり、そこは青森の大スター・吉幾三さんが生まれ育った地で、実家も嘉瀬駅のすぐ近くにあるとガイドさんが教えてくれました。
そして、香取慎吾さんが「SMAP×SMAP特別編・香取慎吾ガンバリます!」の企画で地元の人たちと塗り替えた「夢のキャンバス列車」も嘉瀬駅においてあり、車窓から見ることができます!
ストーブ列車の乗り方:到着!金木駅周辺観光
嘉瀬駅を過ぎると次は、降りる駅、金木駅です!金木駅周辺は「人間失格」「走れメロス」といった文学の名作を生み出した太宰治が生まれ育った町。
太宰の生家の「斜陽館」、第二次世界大戦末期に太宰が東京から疎開し、過ごした家「太宰治疎開の家」、そして太宰治の短編小説『津軽』に登場した旧駅舎の中がそのままカフェになった「赤い屋根の駅舎」があります。帰りの電車まで待ち時間に周辺観光するのもおすすめです!
Photo by @hary_k_photo
ストーブ列車の乗り方:津軽五所川原駅に戻り方
津軽五所川原駅までは、金木駅からまた津軽鉄道を利用して戻ることができます!行きでストーブの近くに乗れなかった方や通常の車両を利用した方は、戻りにストーブ列車を利用してみるのもいいと思います。それ以外の方は、通常の津軽鉄道で戻ります。しかし、電車はほぼ1時間に1本のみなので、乗り遅れにご注意ください!
時刻表は、こちらから↓ https://tsutetsu.com/jikokuhyou.html
【青森冬の観光】津軽鉄道ストーブ列車 まとめ
津軽鉄道ストーブ列車の乗り方のポイント
- 出発は、津軽五所川原駅
- 切符は、駅の切符売り場で購入 *現金のみ
- ストーブの近くの席は、人気なので早く待つ必要あり
- 車内販売では、スルメを買うべし!
- おすすめの降りる駅は、太宰治の生誕地の金木駅
- 戻りも1時間に1本の電車なので、乗り遅れ注意
いかがでしたでしょうか? ぜひ、青森の冬の風物詩、ストーブ列車を体験してみてください!
“【青森観光】ストーブ列車でおばあちゃんと孫の青森冬旅。乗り方、運賃、車内販売のスルメを紹介!” への2件のフィードバック