青森の若手りんご農家・相馬澄佳さん【りんご農家を全国へ発信】

「青森の若手農家さんについて知りたい方」

「弘前で活躍する女性りんご農家さんについて知りたい方」に是非読んでいただきたい!

 

こんにちは!

Aomori & YouのMiyuです。

スイスのホテルスクールを卒業し、京都(Four Seasons Kyoto)・広島(Azumi Setoda)のラグジュアリーホテルで修業し、2024年に青森にホテルを作る事を目標に、2022年9月に青森にUターンしました。

 

Aomori &Youでは、将来の私たちのホテルに泊まっていただくゲストへ紹介したい青森の人のインタビュー、そしてゲストへおすすめしたい青森の魅力を発信しています。Aomori & Youを通して、いつか青森に行ってみたい!改めて、地元・青森の魅力を知れた!と思ってもらえたらと思っています。

 

 

今回は、青森県弘前市にある「相馬克彦りんご園」で若手りんご農家として活躍する相馬澄佳さんを取材させていただきました。

りんごの収穫を終えた澄佳さんに、りんご農家になろうと思った経緯、SNSでの発信やこれから挑戦してみたいことなど伺ってみました!

 

 

 

青森の若手りんご農家さん相馬澄佳(さやか)さんのプロフィール

澄佳さんと愛犬のコロちゃん

 

相馬澄佳 (そうまさやか)さん。弘前市出身。弘前実業高校農業経営科を卒業。

高校卒業後は、弘前大学農学生命科学部に入学。

大学4年生の頃、「第18代ミスりんご」に選ばれ、3年間「ミスりんご」として活動し、36都道府県、そして台湾、香港、上海と海外へも青森りんごのPR活動を行う。

その後、2年間りんごの苗木屋さんの原田種苗で働いた後、2020年9月から家業である相馬克彦りんご園で働き始める。

 

相馬克彦りんご園とは?

 
 
 
 
 
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弘前市の南部で澄佳さんのおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、そして澄佳さんが家族で経営するりんご農園。

「りんごを通してすべての方が幸せになる」という目標を掲げ、美味しくてにっこりしてしまう、家族だんらんの登場するりんごを作っています。

つがる、トキ、シナノゴールド 、サンふじなど様々な種類のりんごを作っていて、中でも「蜜入りりんご」として注目されているこうとくも栽培しています。

澄佳さんが発信しているSNSの投稿で、家族との作業の様子がとてもほっこりするので、ぜひチェックしてみてください!

 

 

 

「やっぱり畑が好き」いつも身近にあった農業

 

農家の高齢化が問題となっている中、20代で農家となることに抵抗はなかったのか、伺ってみました。

 

「小さいころから休みの日は、畑に行ってたから、農家になることには抵抗はなかった。自然と農業へ興味があった。」と澄佳さんは言います。

 

高校の職業体験で消防署へ行ったのをきっかけに、一時期公務員を目指していたこともあったといいます。それでも、どこかで農業と携わっていたいと思い、弘前大学の農学生命科学部に進む決断をしたそうです。

就活に関しても、何かしら農業に関わる職種を選んでいたという澄佳さん。

 

りんご箱を椅子にしてインタビュー

 

まだ女性の農家は少ないですし、若い頃から、農業の道を目指すのはすごい事だと思います。

 

家業のりんご農家を継ぐ決断について伺ってみると、

「妹か自分どちらかが継がなければならない状況だった。継がなければとプレッシャーも感じていたけど、やっぱり畑が好きだった。」と澄佳さんは言います。

 

りんご農家の高齢化で、農家を継ぐという若者が少ない中、自ら農家として働き、SNSを通して りんご農家の日常を発信していて、「意外とりんご農家って楽しそう」って思う人も多いはずです。

 

 

 

SNSを通して青森りんごを発信する澄佳さんの活動

 

私が澄佳さんを知ったきっかけは、SNSでした。

Instagram やTwitterで、りんご農家の日々の作業について発信していて、

Twitterで澄佳さんが投稿した蜜入りりんご「こうとく」がライトで光っている様子がバズっていたり、、、

 

 

SNSで話題になった「オバケ」と呼ばれる津軽地方でよく見かける軽トラのオープンカーの作り方をInstagramに載せていたり、、、

 

 
 
 
 
 
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地味で田舎くさいイメージがどうしてもある農業が、「楽しそう!」に変わるような素敵な投稿で、りんご農家さんの見せ方が上手だなあと思ってみていました。

 

2018年からSNSの投稿を始めたという澄佳さん。

ほぼ毎日、りんご農園での様子やりんごの美味しい食べ方などをInstagramとTwitterで発信しています。

今年から相馬克彦りんご園のECサイトを始めたそうで、澄佳さんが作ったりんごを直接ネットで買うことができます。

 

「直接買ってもらえると、お客さんの声を聞く事ができる。やっぱり、美味しいって言ってくれると嬉しいし、見られているから責任も感じる。」と澄佳さんは言います。

 

SNSを通してどんな人が作っているのか、どんな思いで作っているのか知ってもらって、直接買ってもらえるの顔が見える買い物が一番いい形ですね。

 

 

 

青森でりんご農家やっていてよかったなあと思う事とは?

りんご農家としてのやりがいについて聞いてみました。

 

「一年中、畑にいて、農家は自然相手の職業。今年は、大きな被害はなかったが、春は霜が降って今年のりんごはだめだと言われてたけど、こうやって秋になったらちゃんとりんごが収穫できたり。自然相手だから、どんなに頑張ってもダメなこともあるけど、やったらやった分結果になる。それはすごい楽しいなと思う。」

という澄佳さん。

 

収穫したりんごの発送準備

 

 

「やっぱり、りんご畑での作業は気持ちいい。」

 

実すぐりやりんご葉とりは、飽きてしまうから大変だが、小さい時からりんご畑を手伝ってきたから、苦ではないと言います。

 

収穫が終わった今、主にどんな事をしているのか伺ってみると、

「現在は、りんごの木を雪から守る冬じたくをしていて、年明けからは剪定をする。」

 

剪定は去年から始めた澄佳さん。

「りんごの木を1000本の木を切って、やっと一人前って言われる。高齢化が進んで、自分で切れなくなっていく人も多くなるから、技術を身につけたい。」と冬は剪定技術を身につけているそうです。

 

マニュアルや正解がないからこそ、やりがいがある農業で、これからは、技術を教えていく体制も作っていきたいといいます。

 

 

青森りんご若手農家・澄佳さんがこれからやっていきたいこと

 

 

若手りんご農家として、これから澄佳さんがやっていきたい事を伺いました。

 

「女性で農家ってまだ少ない。力で男性に勝てないから、男性ができないことをやりたい。買うお客さんも女性が多いから、その人たちに向けて、どうやってりんごを美味しく食べてもらうかなどPRをしていきたい。」

 

ミスりんごとして活動してきた経験を活かして、澄佳さんなりの発信の仕方をしていきたいそうです。

 

これからも、ずっと農家は続けますか?という質問に、

「農家は続けていきたい。農業に興味を持ってくれる人が増えてほしい。」

 

「わたしたちのりんご畑がアップルロード沿いにあるから、産直所とりんご作業の体験をやってみたい。なかなか市内の人でも、勝手に誰かの畑に入れないから、りんご畑に来たことない人もいる。

もっと身近に農業できるような環境をつくりたい。

とこれからの弘前市のりんご農業が楽しみなビジョンについても教えてくれました。

 

今年から、市役所の職員がりんご収穫の手伝いのバイトができるようになったように、市民と観光客が、気軽に農業を手伝える環境が増えればうれしいですね!

 

そして、澄佳さんがSNSで発信していたように、畑でピクニックやりんご畑で花見などりんご畑を楽しめる体制を作っていきたいといいます。

 

 
 
 
 
 
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りんご畑で楽しめるコンテンツが増えたら、もっと観光としてのりんご農業も面白くなりますね!

 

 

青森の若手りんご農家 澄佳さんの好きな青森 #myaomori 

最後にAomori & YouのInstagramで皆さんに使っていただいてる自分の好きな青森#myaomori を教えていただきました。

澄佳さんの#myaomoriは、弘前の街中でシードルを醸造するGARUTSUが作った「ワンドノシードル」

 

 
 
 
 
 
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澄佳さんも手伝ったという「ワンドノシードル」は、品種を問わずに弘前産リンゴを市民1人から5個から集め、330ミリリットル入りのシードル1本を贈るプロジェクト。

今年も「ワンドノシードル」のプロジェクトがあったらうれしいですね!

 

 

青森の若手農家さん 相馬澄佳さん まとめ

 

いかがでしたでしょうか? 

今回は、相馬克彦りんご園の相馬澄佳さんに取材させていただきました。

若手りんご農家として、新しい形でりんご農家を発信している澄佳さんのこれからの活動も楽しみです!SNSで日々の農作業の様子や青森りんごについて発信しているので、ぜひチェックしてみてください!

 

澄佳さんのInstagram

@souma_ringo

澄佳さんのTwitter @souma_apple711
相馬克彦りんご園のHP http://souma-apple.com/

 

青森のりんご農家さんについて、もっと知りたい方は【記事】弘前りんごを産地直送・通販で買おう!おすすめのりんご農園

 

 

 

 

 

弘前観光のお供

弘前ガイドブック「Be a Local in Hirosaki」

青森の若手りんご農家・相馬澄佳さん【りんご農家を全国へ発信】” への3件のフィードバック

  1. 1月31日月曜日午後、高知放送ラジオ(RKCラジオ)の生ワイド番組「笑ラジオ(わらじお)に相馬さんが声の生出演をされていて、ミスりんごの活動で高知市の桂浜を訪問された経験や美味しいリンゴの味わい方で「スターカット」などを伝えていただきました。一度相馬さんのりんご園を訪ねてりんごを見てみたいと計画しています。
    相馬さんのりんご園へのアクセスは、どう行けばよいものでしよう。

    1. 返信が遅れてしまい、大変すみません。
      コメントありがとうございます!

      相馬さんへのりんご園への見学は、許可しているのかわからないので、直接聞いてみたらいいのかなと思います。
      https://www.instagram.com/souma_ringo/?hl=ja

      相馬さんのInstagramのアカウントです。

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