弘前チョコレート専門店 浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)の須藤銀雅さんを取材!

「弘前のチョコレート専門店“浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)”について知りたい方」

「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)の須藤銀雅さんについて知りたい方」にぜひ読んで欲しい!

 

 

 

こんにちは!

Aomori & YouのMiyuです。

スイスのホテルスクールを卒業し、京都(Four Seasons Kyoto)・広島(Azumi Setoda)のラグジュアリーホテルで修業し、2024年に青森にホテルを作る事を目標に、2022年9月に青森にUターンしました。

 

Aomori &Youでは、将来の私たちのホテルに泊まっていただくゲストへ紹介したい青森の人のインタビュー、そしてゲストへおすすめしたい青森の魅力を発信しています。

Aomori & Youを通して、いつか青森に行ってみたい!改めて、地元・青森の魅力を知れた!と思ってもらえたらと思っています。

 

 

 

 

 

今回は、2022年4月に移転リニューアルオープンする弘前市の自家焙煎チョコレート専門店「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」の須藤銀雅さんにインタビューさせていただきました。

 

 

 

弘前のチョコレート専門店 浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)とは?

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)は、2018年に弘前にオープンした「Bean to Bar」の自家焙煎チョコレート専門店です。

青森県内で、初のBean to Barのチョコレート専門店で 、東京でバー専門チョコレート「Airgead(アールガッド)」を開業した弘前出身のオーナショコティエの須藤銀雅(すとうぎんが)さんがオープン。

 

Bean to Bar(ビーントゥバー)とは?

カカオ豆(Bean)から板チョコレート(Bar)ができるまでの全ての製造工程を、1つの工房で行うチョコレートの製造スタイル。

ここ数年のチョコレート界のトレンドで、“サード・ウェーブ(第3の波)”とも言われています。

今までは、板チョコレートを溶かし直し、味を追加し、型に入れるなどして作られるチョコレートがほとんどでしたが、

Bean to Barでは、カカオ豆の焙煎から作るためワインやコーヒーと同じように造り手の個性を出したチョコレートを作る事ができます。

 

 

 

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)のオーナーショコラティエ須藤銀雅さんプロフィール

須藤銀雅(すとう ぎんが)

弘前市百沢出身。

弘前実業高校卒業後、関西の製菓専門学校に入学。

卒業後は、東京のフレンチレストランやショコラトリーで修業後、

2016年に「BAR専用チョコレート」の工房「アトリエ Airgead (アールガット)」を開業。

その後、2018年に地元・弘前の亀甲町に浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)をオープン。

2021年7月に中三弘前店地下にアイスクリーム店「カカオスタンド」をオープン。

2022年4月8日に、浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)を弘前市緑町に移転リニューアルオープン。

ショコラティエが丁寧にチョコレートについて説明する動画もYoutubeで配信!

 

 

 

 

ボクシングからチョコレートの世界へ

高校までは、弘前で過ごしたという銀雅さん。

 

高校時代に部活でボクシングをやっていて、減量がきつくて、その反動で甘いものが好きだったそうです。

当時、家の近くのケーキ屋さんのショーケースの中のスイーツがキラキラした宝石のように見えて、ときめいていたといいます。

ボクシングを辞めて、何をやろうかと考えた時に、「ケーキを作れたら、あの感動を作れるし、スイーツを食べることができる!」と大阪の洋菓子専門学校へ進学することに。

 

卒業後は、神戸のケーキ屋さんへ就職。

そこから東京のフレンチレストランやベルギー王室御用達のショコラティエとして知られる「ピエールマルコリーニ」で修業し、

その後、29歳の時にチョコレートの事業をスタート。

 

 

ーどうしてチョコレートの道へ進んだのか?

「最後に働いたピエールマルコリーニでカカオからチョコレートを作っていて、原産地が違えばこんなに味が違うんだ!と感動した。」

 

起業のきっかけは、通っていたバーだったといいます。

「バーで飲むお酒が好きで、通ってたバーで ”お酒に合うチョコレートを作ってよ!”と言われ、試しに作ったのがきっかけでバーにしか卸さない“バー専門チョコレート“を東京で起業した。」

 

マスターに言われて試作で作ったチョコレートがそこのバーでヒットし、

仕事が終わった後に、キッチンをシェフから貸してもらって、夜11時の仕事終わりから自分の試作を作っていたといいます。

需要が多くなり、独立した方がいいなと思い始め、中野坂上に工房を借りて、バーだけに卸すスタイルで起業したのが、「アトリエ Airgead (アールガッド)」

 

今でも銀雅さんが東京にいるときは、バー専用チョコレートを作っていて、弘前では、土手町の「Pub Grandpa」と鍛治町にある「黒い月」と「ガ・ガアー」でAirgead (アールガッド) のチョコレートを食べることができます。

 

バー専用チョコレートが軌道に乗った時に、弘前で自家焙煎チョコレート専門店「ロマンスチョコレート」をオープン。

 

 

 

地元・弘前に今までに無かったチョコレート専門店 「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」をオープン

 

―弘前で昔からお店を出したいと思っていたのですか?

「元々は弘前でお店をやろうとは強く思ってなかった。

自分の好きなバーテンダーの人へ商品を提供できて、生計が立てれていたらそれでいいと思っていた。」

という銀雅さん。

 

転機となったのが、Airgead (アールガッド)軌道に乗ってきて、弘前に帰ってきた時に、銀雅さんの出身小学校である百沢小学校が閉校したことがきっかけだったそうです。

 

「久しぶりに地元に帰ってきたけど、ほったらかしたらこうなってしまうんだなと思った。」と振り返ります。

 

「せっかく自分が生活できるようになってきたから、いろんな人を巻き込んで仕事をしたいと思ったときに、弘前って意外とおしゃれなお店があったり、チーズや燻製屋さんなど専門店も多い。

そんな場所でカカオから作るチョコレートの専門店やったら面白いかも!

ほっといたら誰かが先にやってしまうかもしれない。それなら自分でやっちゃおう。」

と2018年に弘前市亀甲町に浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)をオープン。

 

 

ー浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)の名前の由来は?

住んでいた時は身近すぎて気づかなかった、弘前にある「明治・大正浪漫な建物」

そして、チョコレートが海外から日本に入ってきたのがちょうど大正時代で、日本のチョコレートの発祥がその時期という事で、

明治・大正時代に当て字として使われていた「貯古齢糖(チョコレート)」を店名に使うことにしたんだそうです。

 

お店の雰囲気も明治・大正時代を思わせるようなインテリアを使ったり、

チョコレートのパッケージの一部には、今は無き大正時代の弘前新聞を弘前図書館の資料室から許可をもらって、パッケージとして使っているそうです。

 

昔の弘前新聞をパッケージとして使ったチョコレート

 

 

 

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)のこだわりは?

ーお店のこだわりは何ですか?

「カカオの自家焙煎から始めるお店なので、カカオそのもの味わいをまず楽しんで欲しい。」

 

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)での、チョコレート作りはカカオ豆を焙煎する所から始まります。

焙煎したカカオ豆を食べられない「ハスク」と「ニブ」に分けて、

ニブに砂糖とカカオバターを混ぜて、カカオバターの状態を人間にとって一番都合の良い状態で寝かせてあげる「テンパリング」をして、チョコレートが出来上がります。

 

届いたカカオ豆を見せてくれました

 

 

「正しい正しくないというわけではなく、選択肢の幅を広げたい。」

という銀雅さん。

 

「チョコレートは、ワインやコーヒーと同じ”発酵食品”

カカオ豆を発酵させて作るため、環境によって味も変わる。

だから、香りも楽しむという体験を弘前で味わってほしい。」

 

 

コンビニやスーパーマーケットで買えるチョコレートだけでなく、

カカオの原産国によって味が変わるような、カカオとお砂糖だけで作ったチョコレートを楽しめるという選択肢があるのは嬉しいです。

 

コンチング(すりつぶし作業)をしているチョコレートを味見させていただきました!

 

 

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)が魅力的な理由、もうひとつが、

地元のお店とコラボレーションした商品!

 

自家焙煎タブレットチョコレートには、地元のお店とコラボレーションしたチョコレートが楽しむことができ、

【コーヒー】には、代官町にあるPizzeria Miaの自家焙煎のコーヒーをクラッシュして混ぜ込まれていたり、

【トースト】には、弘前の人気のパン屋さん・石田パンのハードトーストをカリカリに焼いて、混ぜ込み、クランチチョコのような食感を楽しめたり、

弘前在来種のトウガラシ「清水森ナンバ」のチョコレートがあったりなど、

弘前でロマンスチョコレートにしかできないチョコレートに出会うことが出来ます。

 

「今までは、バーテンダーに刺さるようなニッチなチョコレートを作っていたが、

弘前でお店をやるとなったら、いろんな人を巻き込みたかったから、地元のお店とコラボして、商品づくりしている。」

 

清水森ナンバのチョコレート

 

 

そして、ロマンスチョコレートの幻のチョコレートと言えば、

イベント出店の時だけに提供している「本気のチョコバナナ」

 

 
 
 
 
 
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コーティングされたチョコレートは一般的なパリッとしたタイプではなく、生チョコタイプで、カカオニブとクッキー生地がまぶされてあり、食感が楽しめるようにしているそうです。

もし、イベントで「本気のチョコバナナ」に出会えたらラッキーです!!

 

 

 

 

浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)が弘前市内に移転オープン

 

弘前公園の近くの亀甲町で営業していた浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)が、

4月8日に移転リニューアルオープンします!

 

場所は、弘前郵便局近くの緑町。

店舗も広くなり、なんとチョコレートの販売だけでなく、イートンできるカフェとしてのスペースもあるそうです!

ロマンスチョコレートの濃厚なアイスクリームだけでなく、チョコレートのスイーツが食べることができるそうです!

 

広々とした店内でイートインもできます!

 

 

基本情報

営業時間 11:00~19:00
定休日 月曜日(祝日の場合火曜日)
Instagram 

@romance.chocolate

公式HP

https://romance-cacao.shop-pro.jp/

場所

〒036-8024 青森県弘前市緑町18

 

 

 

 

弘前のチョコレート専門店・浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は、浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)のオーナーショコラティエの須藤銀雅さんにインタビューさせていただきました。

 

私がチョコレートを好きになったきっかけは、スイスのホテルスクールに留学時代に、

レストランサービスの授業で、食事の最後に必ずコーヒーと一緒に出てきたチョコレートです。

留学する前は、甘ったるいチョコレートが好きではなかったのですが、

初めてカカオの味を楽しむクラフトチョコレートを食べた時、

チョコレートって甘いだけじゃなくてこんなに美味しかったんだ!と感動しました。

 

そんな、カカオの産地別の味わいを楽しむことができるチョコレートを体験できるのが、

「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」です。

ワインやコーヒーのように、こんなにチョコレートって奥深くて、面白いんだ!と

銀雅さんへのインタビューで思いました!

 

ぜひ、まず新店舗で浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)を楽しんでみて下さい!

 

 

弘前観光のお供

弘前ガイドブック「Be a Local in Hirosaki」販売中

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